2025.10.06(Mon) がんじゅ
【尼崎市初!】 就労選択支援 が11月スタート|自分に合った「働き方」を見つける新しい支援制度とは?
尼崎市で始まる「 就労選択支援 」──あなたの働き方を選べる未来へ
〜令和7年11月1日 指定開始予定/尼崎市第1号事業所を目指して〜
就労選択支援 とは? なぜ必要なのか
2025年10月から、日本全国で新たに導入される障害福祉サービス「 就労選択支援 」は、障がいのある方が、自分の能力・希望・適性に合った働き方を主体的に選べるよう支援する制度です。
これまでは、就労移行支援・就労継続支援(A型・B型)など既存サービスが先行しており、利用を始めた後に「思っていた支援と違った」「移行できなかった」などのミスマッチや移行の困難さが課題とされてきました。
就労選択支援 は、これらの課題を緩和し、利用者自身が“選ぶ力”を持つことを支える制度です。
対象者・利用タイミング
主な対象者・利用要件は、次のようになります:
- 就労移行支援または就労継続支援(A型・B型)を利用したいと考えている方
- すでにこれらのサービスを利用していて、見直しや更新を検討されている方
- 特別支援学校の在学者・卒業見込みの方で、将来の就労を考えている方
特に就労継続支援B型を新たに利用する際には、制度導入初期段階では「原則として 就労選択支援 を経由」する仕組みとされる見込みです。
尼崎では当面、従来型のB型アセスメントも同時運用される見込みです。
支援の流れ・サービス内容
就労選択支援 のおおまかな流れは以下の通りです(事業所により若干の差異あり)。
- 相談・申請・利用決定
利用希望の相談 → 指定行政による決定 → 対応する就労選択支援事業所の割振り - 就労アセスメント実施
作業体験・観察、質問票、面談、適性検査などを通じて、強み・配慮点を丁寧に整理 - 多機関連携会議・調整
相談支援、ハローワーク、市町村、就労支援事業者等と情報共有し最適な支援方向を検討 - フィードバックと選択支援
アセスメント結果を本人・保護者に説明し、希望を踏まえて最適な就労形態を一緒に選ぶ - 移行支援/準備・定着支援
希望先の事業所見学・体験調整 → 利用申請 → 移行後フォロー(モニタリング・調整支援)
支援期間は、通常は短期間(原則1か月、最大2か月程度が目安)とされており、迅速な判断支援が求められます。
✅ 尼崎市での展開・当社の挑戦
当社は、尼崎市で第1号の 就労選択支援事業所 を志し、指定取得を目指しています。
指定が不備なければ令和7年11月1日(2025年11月1日)からの稼働を想定しています。
当社は「最初の一歩」を担う存在として、地域の利用希望者・支援者・保護者の方々とともに、信頼と安心を築きながら、「選べる働き方の拠点」を目指していきます。
利用するメリット・期待できる効果
就労選択支援を利用することによる主要なメリットは次の通りです:
- 自分らしい働き方・支援形態を選べる機会を持てる
- ミスマッチによるストレスや離脱を防ぎ、就労移行成功率や定着率の向上に寄与
- 支援機関間の連携が強まり、利用者の移行がスムーズに進みやすくなる
- 本人・家族の安心感や納得感が得やすい支援プロセスになる
今、あなたにできること(読者アクション)
就労選択支援がスタートするこれからの段階で、当事者・保護者・支援者の方々にお願いしたいことは次の通りです:
- 制度の情報を早めに収集・理解しておく(自治体や事業所パンフレット・説明会への参加)
- 利用希望の方は、早めに私たち事業所にご相談ください。当社は尼崎市第1号を目指し準備中です。
- 支援者・相談支援事業所の方は、就労選択支援の仕組みを理解し、利用希望者へのご案内・連携をお願いいたします
- 地域での制度への理解促進にご協力を。市民向け説明会や情報発信の場づくりも重要です
私たちは、この制度を活かして「地域で選べる働き方を支える拠点」を創っていきます。
どうぞお気軽に、制度に関するご質問・相談をお寄せください。