2026.08.31(Mon) がんじゅ
『家から出るのが怖い』から、一歩ずつ| 尼崎で使える 生活訓練 の外出プログラム
「家から出るのが怖い」から、一歩ずつ| 生活訓練 の外出プログラム
「外に出たい気持ちはあるけれど、なかなか出られない」
「人が多い場所に行くのが怖い」
「一人で電車に乗ることに不安がある」
「家族から外に出るように言われるけれど、どうしたらいいのか分からない」
精神障害や発達障害のある方とお話ししていると、「外出」に関するさまざまな不安を聞くことがあります。
外出することは、誰にとっても当たり前にできることとは限りません。
体調が安定しない、人の視線が気になる、疲れやすい、予定の変更が苦手、過去の経験から外に出ることが怖いなど、その理由は人によってさまざまです。
だからこそ、 生活訓練 では、
「外に出られるようになってから通う」のではなく、「 生活訓練 を利用しながら、少しずつ外に出る経験を積む」
という考え方も大切にしています。
「外出できない=意欲がない」ではありません
外に出ることができないと、
「本人にやる気がないのでは?」
「もっと頑張れば外に出られるのでは?」
と考えてしまうことがあるかもしれません。
しかし、実際にはそう単純ではありません。
例えば、
- 人の視線が気になってしまう
- 人混みが苦手
- 外出するとすぐに疲れてしまう
- 電車やバスに乗ることが不安
- 知らない場所に行くことが怖い
- 外出先で困ったときの対処方法が分からない
- 体調や気分に波がある
など、さまざまな理由があります。
「外に出られない」という結果だけを見るのではなく、
「なぜ外出が難しいのだろう?」
と一緒に考えていくことが大切です。
生活訓練 の外出は「遠くへ遊びに行くこと」だけではありません
「外出プログラム」と聞くと、
「みんなで観光地に行くのかな?」
と思う方もいるかもしれません。
もちろん、普段とは違う場所へ出かけることも経験になります。
しかし、 生活訓練 における外出には、もっと身近なものもあります。
- 近所を歩いてみる
- コンビニやスーパーへ行ってみる
- 公共交通機関を利用してみる
- お店で注文してみる
- 地域の施設を利用してみる
- 初めて行く場所を訪れてみる
こうした一つひとつの経験も、大切な「生活の練習」になります。
最初は「近所に出る」だけでもいい
外出に不安がある方が、いきなり遠くへ出かける必要はありません。
まずは事業所の周辺を少し歩いてみる。
近くのお店に行ってみる。
スタッフと一緒に公共交通機関を利用してみる。
そんな小さな経験から始めることができます。
大切なのは、
「どこまで行けたか」よりも、「どんな経験ができたか」
です。
「思ったより人が多かった」
「この時間帯なら外出しやすい」
「電車は意外と大丈夫だった」
「この場所は少し疲れる」
こうした気づきも、次の外出につながる大切な情報になります。
「知っている」が増えると、行動の選択肢も増えていきます
私たちの 生活訓練 では、
「知っていることを増やす」
ということも大切にしています。
例えば、今まで知らなかった場所を知る。
公共交通機関の使い方を知る。
困ったときに相談できる場所を知る。
自分が疲れやすい場所や時間帯を知る。
こうした経験が増えることで、
「ここなら一人でも行けるかもしれない」
「困ったらこの人に相談すればいい」
「この時間なら外出しやすい」
というように、自分の中の選択肢が少しずつ増えていきます。
知らなかったことが「知っている」に変わることは、それだけでも大きな一歩です。
外出先での「ちょっとした困りごと」も経験になります
外出すると、予定通りにいかないことがあります。
例えば、
- 電車が遅れている
- お店が混んでいる
- 目的の場所が見つからない
- 注文の仕方が分からない
- 予定していた場所が休みだった
こうした出来事は、外出前にはなかなか想像できません。
でも、実際に経験してみることで、
「こういうときはどうすればいいのか」
を考えることができます。
もちろん、最初から一人で対応する必要はありません。
スタッフと一緒に考えたり、やり方を確認したりしながら、少しずつ経験を積んでいきます。
「失敗しない外出」より「経験できる外出」を
外出すると、うまくいかないこともあります。
予定していた場所に行けなかったり、思った以上に疲れたりすることもあります。
でも、それも一つの経験です。
「このくらい歩くと疲れる」
「人が多い場所は苦手」
「事前に場所を調べておいた方が安心する」
ということが分かれば、次回の外出に活かすことができます。
生活訓練では、
「失敗しないこと」だけを目標にするのではなく、「経験から自分に合った方法を見つけること」
も大切にしています。
外出を通して「自分でできること」を見つける
最初はスタッフと一緒でなければ難しかったことが、何度か経験するうちに一人でできるようになることがあります。
例えば、
- 近所への買い物なら一人で行ける
- 電車に乗って目的地まで行ける
- 分からないことを店員さんに聞ける
- 疲れたときに休憩できる
- 困ったときに誰かに相談できる
こうした「できること」は、人によって違います。
だからこそ、他の人と比べる必要はありません。
昨日の自分より、少しだけできることが増えた。
それも立派な前進です。
生活訓練 は、地域で暮らすための練習場所
生活訓練 というと、
「事業所の中で訓練をする場所」
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、私たちは 生活訓練 を、
「地域で自分らしく生活していくための経験を積む場所」
でもあると考えています。
事業所の中で学んだことを、実際の地域で試してみる。
地域で経験したことを、また事業所で振り返る。
その繰り返しによって、自分に合った生活の方法を少しずつ見つけていきます。
尼崎のまちも、 生活訓練 のフィールドです
私たちは尼崎市で 生活訓練 を行っています。
生活は、事業所の中だけで完結するものではありません。
買い物をしたり、電車に乗ったり、人と話したり、地域の施設を利用したり。
実際に暮らしていく地域そのものが、生活を学ぶ場所になります。
だからこそ、外へ出て、実際に見て、触れて、経験することを大切にしています。
「少し外に出てみたい」から始めてみませんか?
「ずっと家にいるけれど、このままでいいのかな」
「外に出るきっかけがほしい」
「一人では難しいけれど、誰かと一緒なら挑戦できるかもしれない」
そんな気持ちが少しでもあるなら、 生活訓練 という選択肢があります。
最初から大きな目標を立てる必要はありません。
まずは見学してみる。
スタッフと話してみる。
事業所の雰囲気を見てみる。
それだけでも十分な一歩です。
当事業所では、精神障害や発達障害のある方を中心に、SST、MCT、外出プログラム、生活や社会について「知っていること」を増やすプログラムなどを行っています。
「自分にも利用できるかな?」
「どんなことをしているのか知りたい」
という方は、まずはお気軽にご相談ください。
ご本人だけでなく、ご家族や相談支援専門員の皆さまからのご相談も受け付けています。
できることを、少しずつ。
一緒に、あなたらしい生活への一歩を考えていきましょう。
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