2026.07.25(Sat) がんじゅ
進路 選択で後悔しないために|サービスを選ぶ前に考えたい3つのこと【就労選択支援】
進路 選択で後悔しないために。サービスを選ぶ前に考えたい3つのこと
進路 を考える時期も近づいてきていますね? 「就労移行支援がいいのでしょうか?」 「生活訓練から始めた方が安心でしょうか?」 「就労継続支援B型を利用した方が本人に合っているのでしょうか?」 就労選択支援を利用される方や保護者の方から、このようなご相談をいただくことがあります。 進路 を考えるとき、サービスの違いが気になるのは当然です。 しかし、私たちはいつも一つのことをお伝えしています。
サービスを選ぶ前に、「本人のこと」を一緒に考えてみませんか。
就労選択支援は、「どのサービスを利用するか」を決めるためだけの制度ではありません。 本人が自分自身を理解し、納得して 進路 を選ぶための制度です。 今回は、進路 選択で後悔しないために、私たちが大切にしている3つの視点をご紹介します。 
① 「どこへ行くか」より、「どんな暮らしを送りたいか」を考える
進路 を考え始めると、どうしても「どのサービスを利用するか」という話になりがちです。 ですが、本来はその前に考えたいことがあります。 「どんな毎日を送りたいか。」 例えば、
- 朝起きて規則正しい生活を送りたい。
- 人と関わる仕事に挑戦してみたい。
- まずは自分のペースで生活を整えたい。
- 少しずつ働く経験を積みたい。
目指したい暮らしは、一人ひとり違います。 そのイメージが見えてくると、「今はどんな支援が必要なのか」も自然と見えてきます。 私たちは、サービスを選ぶことよりも、その人らしい暮らしを一緒に描くことを大切にしています。
進路 とは、「サービスを選ぶこと」ではなく、「未来の暮らしを選ぶこと」なのかもしれません。
② 「今できること」だけで判断しない
進路 を考えるとき、「今の状態」だけで判断してしまうことがあります。 例えば、現在は生活リズムが不安定だったり、人とのコミュニケーションに自信が持てなかったりするかもしれません。 しかし、それは「今」の姿であって、「これから」の可能性まで決まっているわけではありません。 就労選択支援では、作業体験や面談、振り返りを重ねながら、その人の強みや変化、成長の可能性も見つめていきます。 「今できること」だけではなく、「どのような環境や支援があれば力を発揮できるのか」という視点を持つことが、とても大切です。 進路 選択とは、現在地を確認するだけでなく、未来への可能性を一緒に考える時間でもあります。
人は変わります。だからこそ、可能性まで含めて進路を考えたいと私たちは思っています。
③ 「本人が納得して選ぶこと」を何より大切にする
就労選択支援で、私たちが最も大切にしていることがあります。 それは、本人が「自分で選んだ」と思える 進路 につながることです。 進路 を考えるとき、保護者や学校、支援者は「本人に合っているだろう」と考え、さまざまな提案をします。 もちろん、その思いはとても大切です。 しかし、本人が十分に理解しないまま 進路 が決まってしまうと、「言われたから選んだ」という気持ちが残ることがあります。 私たちは、就労選択支援の時間を通して、本人が自分の考えを整理し、「自分はこうしたい」と言葉にできることを大切にしています。 そのためには、焦らず、対話を重ねながら、一緒に考える時間が欠かせません。
進路 選択は、「正しい答え」を探すことではなく、「自分で納得できる答え」を見つけることではないでしょうか。
就労選択支援は、「サービスを決める制度」ではありません
ここまで5回にわたり、就労選択支援についてお伝えしてきました。 私たちが繰り返しお伝えしてきたことは、一つです。 就労選択支援は、「どのサービスを利用するか」を決める制度ではなく、「本人が自分を知り、納得して 進路 を選ぶための制度」であるということです。 サービス名だけを比較しても、その人に合う進路が見つかるとは限りません。 本人の強みや苦手なこと、生活の状況、希望する暮らし方、必要な配慮などを丁寧に整理していくことで、初めて「その人らしい選択」が見えてきます。 だからこそ私たちは、結論を急ぐのではなく、一人ひとりと向き合う時間を大切にしています。
まとめ
進路 選択は、ご本人にとっても、ご家族にとっても、大きな節目です。 「どのサービスが良いのか」と考えることは自然なことですが、その前に、「本人はどんな暮らしを望んでいるのか」「どのような環境で力を発揮できるのか」を考えることが大切です。 就労選択支援は、その答えを一緒に探していく制度です。 私たちは、本人が納得し、自分らしい未来へ踏み出せるよう、これからも丁寧なアセスメントと対話を積み重ねていきたいと考えています。
よくあるご質問
本人が希望するサービスと、家族が考える 進路 が違う場合はどうなりますか?
就労選択支援では、ご本人の意思を大切にしながら、ご家族や関係機関とも情報を共有し、それぞれの思いを整理していきます。大切なのは、誰かが決めることではなく、ご本人が納得して選択できることです。進路 がまだ決まっていなくても利用できますか?
もちろんです。むしろ、 進路 に迷っている方こそ就労選択支援を活用していただきたいと考えています。自己理解を深めながら、将来の方向性を一緒に考えていくことが制度の目的です。次回予告
学校での様子と、働く場面での様子は、必ずしも同じとは限りません。 教室では静かに過ごしている方が、作業になると集中力を発揮することもあれば、その逆もあります。 だからこそ、 進路 を考えるには「学校での姿」だけではなく、多面的な視点が必要です。 次回は、「学校だけでは見えない本人の姿があります―就労選択支援だからできる多面的なアセスメント」をテーマに、現場で私たちが大切にしている視点をご紹介します。
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